現代の子供の体力

現代の子供の体力事情

現代の子供の体力低下の原因には、二つの要因が考えられます。一つは近年の風潮として子供の学力アップを重視するのに比べ、「外遊び」や「スポーツ」の重要性を軽視する傾向にあること、もう一つは、生活の利便性、生活環境の変化などで、日常生活の中で自然に体を動かすことが少なくなったことにあります。
  1. 学校から帰ると塾にいったり、ゲームをしたりで、外で遊ぶ時間がない。(時間)
  2. 空き地や公園などの子供の手軽な遊び場所の減少。(空間)
  3. 少子化などでの遊び仲間の減少。(仲間)など、時間的、空間的、人的の不足があげられます。

自分を見つめることから、自分の能力を知ろう

 今の子供たちの運動の場といえば、学校の体育の授業、スポーツ少年団や中学校の部活動などがあります。しかし、ひとりひとりの「体格」や「体力」が違うように、子供によって「できる」「できない」や、「好き」「嫌い」があります。学校では年に1度「体力テスト」をおこない、さまざまな身体能力を測定しています。しかし、その結果から何がわかるかどんな結果が出てそれをどうするのか?知らないことが多く、その後の対応でも具体的なものはできていません。
 体力テストをして現時点の自分の体力をみつめ、足りないものを補い、優れているものを伸ばすといったこれからのトレーニング方法をひとりひとりに合わせて作っていくことが重要です。また、一緒に相談し、協力して取り組む仲間が必要であり、そこには大人の存在も重要だと考えられる。

動かせる身体作りはゴールデンエイジ期までの準備で決まる?!

子どもが上手に身体を動かすことができるようになるには、神経回路をつなげていく必要があります。1つの動きで1つの神経回路が形成され様々な運動を通して神経回路がつながっていきます。
この神経回路は個人差もありますが、 <スキャモンの発達曲線>からもわかるように身体の発育過程の中で9歳までにほぼ完成してしまうのです。
形成がほぼ終わった9~12歳の期間はあらゆる物事を短時間で覚えることのできる魔法の期間で 「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。
この期間にはプロが見せるような高度なテクニックを身に付けることが可能となるのです。
<スキャモンの発育曲線>

ゴールデンエイジの時期だけ集中して運動すればいいの?

ゴールデンエイジ期を万全の状態で迎えるに2~9歳までの期間がとても大切!
ゴールデンエイジ期に向けて、2~9歳の期間に様々な運動を通して神経回路をたくさん増やすことで、その後の習得に大きな違いがあらわれてくるのです。

現代の子どもの体力~運動意欲の二極化~

平成25年度の新体力テストの調査によると、昭和 60年度と比較可能な種目すべてにおいて、男女とも、 1週間の総運動時間が420分以上の児童生徒は 420 分未満の児童生徒に比べて、体力合計点が高かった。この結果からも分かる通り、運動する生徒としない生徒の二極化がみられ、その間に運動能力に差が出てきているのです。

コーディネーショントレーニング

スタートラインでは神経系を刺激する「コーディネーショントレーニング」を採用しています。 様々な運動を通して動きやすい身体づくりを目指します。
コーディネーショントレーニング
  1. 定位能力 … 突発的な動きの変化(鬼ごっこ等のおいかけっこ)がうまくなります
  2. 変換能力 … 予測と先取りをする力、ボールつきなど道具を使うものがうまくなります。
  3. リズム能力 … いわゆるリズム感です。模倣体操や体操全般、うまくなります
  4. 反応能力 … かけっこのスタート音への反応など、合図に対する反応に必要な能力です
  5. バランス能力 … いわゆるバランスを保つ能力、かけっこのフォームがきれいになります
  6. 連結能力 … 上半身と下半身の動きの連携が良くなり、かけっこが速くなり、体操もうまくなります
  7. 分化能力 … 自分の体以外を操作する能力、ボールやラケットなどを使う競技、ボールつき等

子どもたちが答えた「運動をしようと思う条件」はこれだ!

  • 「好きな種目・できそうな種目があればやりたい」
  • 「友達と一緒にできたらやりたい」
  • 「自分のペースで運動ができたらやりたい」
  • 「自由に使える場所があればやりたい」
上記の内容が回答上位に挙げられています。

スタートラインにはお子様のやる気を支える環境が揃っています!!

  • 自分のやりたい種目に取り組むことができます
  • お友達と参加して楽しくレッスンに取り組むことができます
  • 個人レッスンで自分のペースで運動に取り組めます
  • 貸切スペースで自由に運動ができます

エルソールフットボールクラブ×体育指導のスタートライン共同企画

コーディネーショントレーニング コーディネーショントレーニング コーディネーショントレーニング
体育指導のスタートラインと三鷹市中原を拠点としたエルソールフットボールクラブでコーディネーショントレーニングについての共同企画を実施しました。
当日は小学1年生から6年生の約40名の少年・少女たちが参加されました。

この取り組みはコーディネーショントレーニングを強みに持つスタートラインの指導内容をサッカークラブの練習メニューに加えることでプレゴールデンエイジと呼ばれるの5歳~8歳頃の運動能力をさらに高め、
サッカーでさらに身体をうまく動かせるようになることでレベルアップを図りたいという想いから始まりました。

エルソールフットボールクラブ杉原監督からのメッセージ

私たちエルソールフットボールクラブは、三鷹市中原を拠点とした少年少女サッカークラブです。
■クラブサイト http://www.elsolfootball.club

サッカーは、色々な要素が必要なスポーツです。 ただその中で、考える力、実行する技術などの基本となる「体の動かし方」という部分は非常に重要な要素です。
「頭で考えた事をスムーズに実行できる体」がなければ、中々上手くいきません。 その「スムーズに実行できる体」は、小学生年代以下で作られると言います。
それを効率よく身に付けていく方法が、コーディネーショントレーニングだと思います。 ただ、我々サッカー指導者もその重要性はわかっているものの、「コーディネーショントレーニングの指導」を専門に身に付けるまでには中々いき ません。
そこで、今回スタートラインさんにご協力を頂き、専門的なトレーニングを子供たちに受けさせたいと思いました。 杉田先生はサッカーもやっておられた事もあり、子供達もとても素直に指導を受ける事ができました。
中々初めての子ども達というのは指導も困難かと思いますが、そのあたりはさすが普段やられているのでとてもスムーズに子供達の中に入って行か れていました。 メニューも、サッカーの練習では普段中々行わないトレーニングを中心に考えて頂き、子供達も新鮮に打ち込むことができたように思います。
一つ一つのメニューの中でも、的確にポイントをわかりやすい言葉でお伝え頂いたので、子供達だけでなくコーチ陣も非常に勉強になりました。 ありがとうございました。

当日のトレーニング内容

* サッカーボールでドリブルをしながら楽しく身体全体を使ったウォーミングアップ
- 動いているボールを足の裏やお尻やお腹で止める、さらにブリッジする
 周りを見ながらのドリブルに指示に対するアクションを繰り返すトレーニング
 動いているボールを手を使わずにお尻で止めるのは予測した動きや効果的な身体の使い方が求められます
- 笛の回数を聞いてその人数を集めて手をつないで座る
 周りを見ながら耳で聞いた笛の回数の人数を集めてボールに座るトレーニングです

* 腕の効果的な振り方を意識させるトレーニング
- 腕を振ることで体幹のひねりを加えることを体感させる
 一旦手を使わずに歩くことで腕の重要性を学ばせます
 体幹にひねりを加えることでさらに加速度を意識させます
- 両足ジャンプで前に進む
 膝のバネと腕を活用して重心を前に持っていくことを学ばせる

* 体の運び方を効果的に学ぶトレーニング
- 足でグーチョキパーをしながらリズミカルに前に進む
 リズムを壊すような障害も加えてさらにトレーニング
- くま歩きからスピーディーに走る体制に変えてダッシュ
 ある動きから別の動きにシフトする連動性を高めるトレーニング
- ラダーダッシュから前転→ジャンプの繰り返し
 限られたスペースの中でジャンプする位置を頭で考えながら身体を動かしていくトレーニング


※補足説明
神経系統は生まれてから5歳頃までに80%の成長を遂げ12歳でほぼ100%になります。5歳~8歳頃はプレゴールデンエイジと呼ばれる。 この時期の子どもの特徴として、「集中力が持続しない」「常に新しいものに興味が移っていく」などが見られます。 しかし、これは高い集中力を保ちながら、常に多種多様な刺激を身体が求めているということです。 子どもたちのこのような集中力を利用し、飽きさせないで楽しませるためには、多彩なアクティビティ(遊びの要素を含むもの)を与えていくことが後になって貴重なものとなって身体の中に刻まれていくものです。 スポーツの基礎づくりが多面的であればあるほど後に専門的なスポーツを行った時に覚えるのが早いと言われています。

コーディネーショントレーニング 7つの能力

  1. * 定位能力・・動いているものと自分の位置関係を把握する
  2. * バランス能力・・バランスを正しく保ち、崩れた姿勢を立て直す
  3. * リズム能力・・リズム感を養い、動くタイミングを上手につかむ
  4. * 反応能力・・合図に素早く反応して、適切に対応する
  5. * 連結能力・・身体全体をスムーズに動かす
  6. * 変換能力・・状況の変化に合わせて、素早く動きを切り替える
  7. * 識別能力・・道具やスポーツ用具などを上手に操作する

運動神経とは 7つの能力

目や耳など感覚器から入ってきた情報を脳が上手に処理して、からだの各部に的確な指令をだす神経回路

ポイント 7つの能力

  1. * 両側性→前・後、左・右、上・下、バランスの良く。
  2. * 複合性→複数の運動を組み合わせる。(手の運動に足の運動を入れる)
  3. * 対応性→条件の変化。サッカーの運動をテニスボールで行う。
  4. * 不規則→合図を変える、フェイント、意外性のある動きを取り入れる。
  5. * 変化度→レベルアップ。少しずつ難易度を上げていく。
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